ABOUT NOMAD.

NOMADは、デンマークのインテリアブランドを中心とした、北欧ブランドの輸入販売代理業務、ブランドコンサルティング業務など通じて、「北欧と日本をつなぐ往復バス」をコンセプトにさまざまな活動を行なっています。
NOMAD（ノマド）=「遊牧民」を意味する社名が表す通り、NOMADの強みは、一つの型にとらわれない広い視野と自由な発想、そして、フットワークの良さ。取扱うブランドは、ライフスタイルの創造には欠かせない要素であり、そして、互いが相乗効果を発揮してより豊かなライフスタイルを実現するストーリーのあるものを厳選し、日本総代理店としての責任とプライドを持って大切に育てています。GENESISSを使い始めたのは2015年、5月。移転したばかりの元代々木OFFICE&SHOWROOMで、代表の齋藤 博紀さんにNOMADの誕生秘話。そして大切にしていることを聞いた。

きっかけはリストラ

まずは、デンマークのインテリアブランドとの出会いを教えてください。

18から36まで海外で暮らしてました。基本、海外の行き先でやることを見つけるスタンツです。まさにnomad(遊牧民)。デンマークとの出会いも、当時付き合ってた、女の子の国という感じでデンマークへ。そこで、コペンハーゲンのローゼンダールというプロダクトブランドの日本向け部門で働き始めました。でも、リストラされてしまったんです。

それが、どうして輸入代理店に？

ローゼンダールが日本から撤退することになり、部門ごとなくなってしまったんですよね。それで、確かに、ローゼンダール本体が拠点を置くほどではないかもしれない。でも、日本市場にはまだまだ需要がある。だから、僕にやらせてください。と社長に直談判したのがきっかけです。それならいいと、快諾してもらえました。リーマンショック後の2008年、日本代理店がなくなるタイミングで日本の代理店業務を始めるのに、1人で立ち上げたのが今のNOMADです。

ミニマルが強い

逆転の発想ですよね。それに、実際立ち上げてしまうあたりにバイタリティを感じます。そこまでして広めたかった、デンマークで作られるアイテムの魅力はなんですか？

一言で言うなら、”ミニマル”。
家具でも、雑貨でも、デザイン上余分なものがなく、美しい。シンプルとは違うんですね。コンセプトがしっかりしてて、豊かなライフスタイルを実現させるストーリーが作り込まれてる。そういう、プロダクトの”本当に重要なこと”を追求し、それ以外は徹底的に削ぎ落とす。そんな機能美の備わったプロダクトが多い。
例えば、ムーべ(MOEBE)というブランドがあります。HPはプロダクトの美しさはもちろん、彼らの”メッセージ”が伝わるデザインになってるんです。しかも、彼らはたった3人で世界中に製品を輸出してる。ビジネス自体もミニマルで合理的ですね。

MOEBEの代表的なアイテム「FRAME」 透明なキャンパスに自然を収めることができる。

MOEBEの創業者

バックグラウンドこそ伝えたい

すっきりとしていて美しいのに、使い続けたくなる魅力があるのは“ミニマル”ゆえということですね。ブランドを展開するにあたって大切にしてることを教えてください。

やっぱりブランドの持っているバックグラウンドを伝えるのが大切。何かの機能を売り込むとしても、コンセプトや作り手のバックグラウンド”人”のストーリーやカルチャーを絡めて提案します。

ShowRoomに並ぶアイテム。一つ一つに作り手が込めたストーリーがある。

単純に、良いもの見つけたら、教えたくなる。

作り手のバックグラウンドやカルチャーを絡めて伝えるというのは新しい。なぜ、デンマークにこだわるのでしょう？

やっぱり、良いものに出会ったら、伝えたいですよね。モノでも、コトでも。笑
こんな良いものあったよーって。それが、自分にとってはデンマークだった。

Kay Bojesenのモンキーとともに

NOMADの驚きの誕生秘話から、デンマークアイテムの魅力。そして、ブランドを普及させるのに大切なことを聞いたNEXT REAL ep.0001 NOMAD 前編。 次回は、そんなNOMAD式ワークスタイルに迫る。

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