NEXT REAL ep0002 WONDER LINE 前編 では、モバイルケース事業を始めたきっかけ。ものづくりへの挑戦。さらには、ブランドの確立についてお話を聞きました。中編では、彼らのもう一つの事業、ラグジュアリーペットケアコスメにフォーカスします。小杉さんの愛犬Chuckも駆けつけてくれました。
“家族の一員”に安心して使えるものを
さて、もう一つの事業、Chuck’s TOKYOについて教えてください。
ペット用ケアコスメブランドということですが、どんなきっかけで始められたのでしょう?
みんな犬が大好きで、大切な家族の一員なんです。コスメ業界で働いていた経験から、成分についての知識があったので店頭に出てるシャンプーの成分を見たら唖然としてしまって。。。
人には使えない薬品を平気で使っているなと。人間より犬のほうが肌が弱いのに、なぜか成分は良くない・・。なんで、こんなことが起きてるかというと、ペット用品は、日本では薬事法の適用外で、雑貨扱いなのが原因でした。
それは初めて知りました。
海外ではオーガニックのペット用品が主流で、愛犬家の中には困り果てて、個人で輸入してる方もいました。
これはmade in japanで作るしかない。と始めました。
新生児に使えるほどの品質を追求
品質へのこだわりを実現するために、かなり苦労されたと聞きましたが。
ある程度の知識はあったんですが、高品質で・安心・安全なものとなるとかなり苦戦しました。ワンちゃんの体に良くない成分を少し使ってしまえば、簡単に作れてしまうんですが、そこは妥協せずに2年間ぐらいかかってようやく13のフリー処方のシャンプーが完成しました。
新生児にも使えるぐらいのレベルになってます。
Chuck’s Tokyoはシャンプーだけでなく、ミストやネイルケアもラインナップされている。
プレゼントしたくなるようなオシャレなアイテムに
2年。すごい時間をかけて、ようやく完成したんですね。
ブランドとデザインにもこだわりが詰まっているそうですが、どんなコンセプトで作成されましたか。
以前は、ペット用シャンプーといえば肉球のマークに犬のイラスト。って感じでパッとしなかったんです。それで、家族の一員のワンちゃんやねこちゃん。そして、飼い主様もペットライフをオシャレに楽しんでもらいたい。
そんな思いを込めてハイセンスでスタイリッシュなブランドにしようと思いました。品質だけじゃなくて、パッケージも可愛いということで愛犬家に好評ですね。
販路はあえて絞り込む
パッケージデザインも、大きな魅力ですね。販売展開はどのように進めていますか。
ペット用ラグジュアリーコスメということで、ISETANさんや高級ペット用品点て取り扱ってもらっています。口コミとinstagramなどのSNSで話題になって、海外セレブからお問い合わせがくるようになりました。大手ペットショップから大量ロットで取引のお話をいただくこともあります。経営のことを考えると心揺らぐんですけど、品質とブランド維持を優先したい。というメンバーの想いもあって、そこはブレずにやってこれてます。
販路をあえて、絞り込むことでブランド価値を上げていく戦略ですね。相当心苦しい時もありそうですが。笑
手応えはいかがですか?
店舗に立つ時や、SNSのメッセージを通して感動の声が届いて、嬉しいです。似たような製品を他社が売り出したことをChuck’s Tokyoのファンの方が教えてくれることもありました。”こんなの出てました。”でもやぱり”Chuck’s Tokyoがいいです。”って。
そういう声に支えられてますね。
触れ合える&提案できるショップを
それは、嬉しいですね。さて、大反響の「Chuck’s Tokyo」の今後について教えてください。
まずは、Chuck’sTOKYOのラインナップを増やしてゆく。海外ブランドとのコラボレーションも企画中です。そして、日本のブランドとして、ペット先進国であるヨーロッパや北米中心に海外展開を考えています。
あと、やっぱり共感してくれるChuck’sTokyoファンとペット達と触れあえるようなショップを
この南青山で出したいですね。
Chuck’s Storeができるのもそう遠くはないかも!?
次回は、そんなWONDER LINEのコンセプトを共有するための”カルチャー”にフォーカスします。
WONDER LINE株式会社
住所:〒107-0062 東京都港区南青山 6-13-5 4F
TEL:03-3401-1888
設立:2012年12月
代表:西岡 宏星
事業内容:
ペットグッズの企画・製造・販売
モバイルガジェットの企画・製造・販売
日用品雑貨の企画、制作、販売及び輸出入
グッズ制作・各種OEM
www.wonderline.co.jp