
Photo by HIROKI KAWATA
価格面ですね。プランナーとしての経験から、1つあたり、このぐらいの価格だと嬉しいな。というのがあります。質感と生産コストを両立させるために、協力工場に技術的な観点から、色々とアイディアをもらってます。
例えば、シェード付き照明のラインナップを考えていた時に、既存のプロダクトに切り込みを入れてシェードをジョイントするのはどうか?と。同じパーツを使って、バリエーションを増やしていけるので、生産コストを抑えられました。Photo by HIROKI KAWATA
Bridle
ヘラ絞りで成形したアルミのシェードに、牛革のハンドルをリベット打ちした照明
Bullet flat shadeの大理石バージョン
この頃、自分が知らないところ(プロジェクトで関与していない場所)にも製品が使われ始めてて、ほんとこの仕事しててよかったと思いますね。あっちでも使われていたよ。と教えてもらったりして。また、DEAN&DELUCA CAFE、TRUNK(HOTEL) 、Mikkeler Tokyoなど、場所を選ばず選んでもらえて嬉しいです。製品がちゃんと一人立ちしてくれてる姿を見るようで。
あと、この頃はインスタで見ました!との問い合わせが増えてます。インスタグラマーさんがアップしてたの見ました的な。店舗販売は、現在HIKEとCIBONEだけにしてます。考え方など、お互いに共感できるところにだけ置いていただいています。それは、長くやっていきたい。という思いが強いんです。
どうしても、流行的なプロダクトになってしまうと、消費されてしまって、行き着くところまで行き着くと、廃れてしまう。そうなることは避けたい。Photo by HIROKI KAWATA
EDITOR’S EYE
コンセプトを持たない製品づくり。アノニマス的な立ち位置。日本の伝統的な職人技術をあえて押し出さない。NewLightPotteryの姿勢は、マーケティングデータに基づき、コンセプトを明確にして、売れるものを作る。そんなアプローチに慣れすぎた近頃では、マーケター、製品企画、PR、そういった方々が、発狂しそうな違和感がある。
しかし、そうして生み出された製品が、ヒットしている。その秘密は、”プランナーが作る照明”という、実直ながらも強烈な個性だった。製品の、吊り姿、灯の形、価格、その全てにプランナーとしての見地が反映され、高い精度で表現されている。また、ニュートラルな魅力。高い次元での空間への調和。といった価値観も、プランナーならではの視点だ。
その個性が、いわゆる製品コンセプトよりも、強い軸となり、製品の差別化を実現している。そこへ、永冨さんの民芸品や伝統工芸技術への愛着が、今の空気感にあわせて、絶妙な塩梅で落とし込まれ、唯一無二の魅力を放つ。
マーケティングデータや、トレンドに傾倒した、製品づくりでは忘れがちな、純粋なものづくりへの喜びや敬意を、NewLightPotteryは思い出させてくれるのではないだろうか。そんなNewLightPotteryの灯り。照明好きな方も、そうでない方も一度チェックしてみては。
GEN(ジェン)は事業規模を問わず、様々な業種・業態のニーズに合わせてご利用いただいております。お気軽にご相談ください。スペック表/料金表/各種資料のダウンロード、ShowRoomでの製品デモ予約や無料トライアルも受付しております。
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