BASE FOOD WAY
身も心も健康に
- これからも主食にイノベーションを起こしていくBASE FOODさんですが、働き方で意識していることはありますか?
- まずは、顧客に提供している事と自分たちが一致していることが重要だと思っています。それで、会社のValueに”健康でいる”を掲げています。これは、自分たちが健康で、会社が健全であること。それがあってはじめて顧客に提供できる。ということです。やっぱり、社員も会社もズタボロで世の中を健康にすることはできないと思うんです。会社の成長率は高くても、なるべく個人と会社の健康を保つことは重要なポイントとしてありますね。
- 具体的な取り組みとしてはどんなことがありますか?
- 効率化と社員教育に力を入れています。効率化という点ではGENなどのシステムを利用して人間がやらなくて良いことはシステム化すること。また、会社の仕組みを常に見直してPDCAを回すようにしています。社員教育については個人の成長を大事にしています。良いメンバーがいれば、自然と良い商品が生まれてくる。なので、会社のビジョン・ミッション・バリューがしっかり伝わるようにコミュニケーションは大事にしていますね。
オフィスにはVision、Mission、Valueがオフィスの中に品良くディスプレイされている。社員研修では個々が達成したことと達成していないことの振り返りをしたそう。VisionやMissionへの理解がさらに深まり、日々の仕事にも活かされている。
オフィスでは毎日NOODLEやBREADを食べている。自分たちが一番のユーザーになり見えてくることもありそうだ。
- そう考えると、このオフィスも健康的な働き方が体現されている気がします。
- そうですね。そこは僕の役割かなと思っています。舞台の演出家的な立ち位置。セリフを一字一句決めるとかではなく、演出ですね。どういうオフィスがいいのか。webサイトはどうあるべきか。それらに統一感を持たせることで、言葉化しづらい感覚的な部分も伝わるようにしています。実は、社員教育って言葉は、なんだかおこがましく感じています。つまり、何かを”こうやれ”と押し付けて、教育して一過性の成長を目指すのではなくて、一人一人が自分で考えて成長していくことが、サスティナブルに会社が成長していくことに繋がっていくのでは。と考えています。
メンバーは年齢も近く、限りなくフラットな雰囲気。ジムの話題などで盛り上がるとか。
中目黒にあるオフィスには電車ではなく自転車や徒歩で通勤する社員がほとんど。健康意識の高さが伺える
これからのBASE FOOD
完全食の本場へいざ!
- さて、これからのBASE FOODについてお聞きしたいと思います。まず、先日発表された北米進出について教えてください。
- 北米の完全食分野では、僕らは後発になります。でも、「完全栄養の主食」は展開されてないので、そこにチャンスがあります。また「日本食はおいしい」という良いイメージ。そして、ラーメンブームも追い風と考えています。特に拠点となる西海岸は食のトレンドの発信地で、健康志向の人が多く、ユーザーがD2Cのサービスを受け取るハードルが低いのも進出を決めた要因です。
隣ではちょうど北米メンバーとの打ち合わせが行われていた
- ここから世界に広まっていくのが楽しみですね。また、このタイミングで製品もパワーアップするそうですが。
- よりおいしく、毎日の食事に取り入れやすいようにするため、2019年7月1日に、製品リニューアルを行いました!
- 気になります!麺から教えてください。
- 日々ご愛食いただいているユーザーから「雑穀感が強い為、アレンジしにくい」「あわせるソースが限られてしまう」などの声がありました。そこで、改良を重ね、栄養はそのまま、麺自体の味をよりおいしく・食べやすくしました。これが、かなり大変でした。また、アレンジ次第で、パスタやそば、アジアンテイストなど、様々な味付けで楽しめる、味のバランスが整った麺になったので、パスタに限らず様々な「麺」料理に使ってほしい!という想いを込めて、商品名を「BASE NOODLE」に変えました。
BASE NOODLEの調理例。味のバランスを見直し、さらにアレンジの幅が広がった。
より身近な存在へ
- 食べるのが楽しみです!BASE BREADについても教えてください。
- 「完全栄養パン BASE BREAD」は、これまで冷凍パンでお届けしていました。ところが、日常食として常備する上で、「冷凍庫に入りきらない」「冷凍便での配送受け取りが面倒」という声がありました。
- なるほど。確かに、定期的に食べるユーザーほど困るかもしれません。
- ならば、常温にすれば問題解決かというと、一般的な常温のパンは、冷凍パンよりも格段に保存期間が短く、保存が効かなくなってしまう。そこで、常温で長期保存可能な、いわゆる”ロングライフパン”への改良を目指しました。
- それは大変そう。保存料を使わないで、改良されたそうですね。
- 実現には、多くの工夫が必要となりました。でも、度重なるテストを経て、栄養はそのまま、合成保存料は使わず、常温で安心して保存・ご愛食いただけるBASE BREADに改良することができました。ぜひ、食べてもらいたいです。
- 常温保存になったことで、ますます生活に取り入れやすくなりますね。これからどんな広がりをみせるのか、とても楽しみです。
開発担当のメンバーは前例のないパンづくりに挑んで見事成功した
忙しい朝でも焼きたてのような食感が楽しめる。それでいて栄養素もバッチリだ。
Talking about GEN
- GEN導入のきっかけ
- 発注業務や原価管理がエクセルやメールで管理されていたため情報が分散していました。そこで、生産管理システムの導入を検討していましたが、高価なものが多く、導入は断念していました。GENは必要最低限の機能に加えて自分でカスタマイズもでき、費用も抑えられるので導入することができました。
- 現在の活用状況
- 発注時のオペレーションが統一されることで、発注業務のほとんどを自動化・外注できるようになりました。また、発注履歴がすべてGEN上に集約されることで、あとから過去のメールを掘り返さなくても、会計処理時のチェックや他部門も含めて、常に正しいデータを参照できるようになっています。そしてフォーマットがばらばらだった各種データがGENによって統一されることで、CSVをデータベースに取り込んでSQLなどのクエリを使ってデータ分析を効率的にできるようになりました。
- 今度の活用予定
- 発注する、データをとる、というところまで整備できたので、今後はそのデータを使って経営判断につなげられるようにしたいと考えています。APIを使って連携をスムーズにしたいです。